2025/08/21 08:52
ウミカグのお宿から車で15分ほど離れた場所に当時は住んでいた。
住居のすぐ裏手には10人以上宿泊できる大型の民泊がある。この民泊の騒音がとんでもなくうるさくて週末は眠れない。
近隣の方の通報でパトカーもしょっちゅう来ている。
翌朝、寝不足で近所の人に会うと『昨日うるさかったね〜』という会話が定番だ。
民泊を始める時に騒音問題は相当気を遣おうと心に決めた。
まずは近所の方に民泊を始める事を伝えに行こう。
手土産の和菓子と私の名刺を持って『宿を始める事にしました。うるさくて眠れないとか何かあったらすぐに私に電話をして下さい!』と言うと近所の方は皆さん『大丈夫だよ。気にしなくていいからね』と優しく言ってくれた。
本当にありがたいと感謝した。
ここで良い出会いがあった。
ウミカグのお宿の左隣に住む『アベさん』
隣といっても30mくらい離れているんだけどね。
物件を購入した時に一度ご挨拶をしたけど印象はめちゃくちゃ怖いおじいさん。
呼び鈴を押す。
低い声で『はい』という声がして玄関の扉が開いた。
緊張しすぎて私の声量は最大ボリュームになっていた。
『隣で宿を始める事になりましてご挨拶に伺いました!騒音などでご迷惑をおかけする事があるかもしれませんが宜しくお願い致します!!』
『気にしなくていい。好きにやってくれ』突き放した言い方ではなく応援してくれるような声だった。
後日、私が宿の事で困っているといつも助けてくれるスーパーおじいちゃんとの出会いだった。
近隣の方に挨拶も出来たし、また民泊オープンまで1歩近づいたね。